10/22/2014

№ 4 「会社員」は、職業ではない

 海外旅行先の国に入国するとき、提出書類に職業記入欄があります。日本人で、会社で働いている人は、無意識に「会社員」と書いていませんか。

 例えば、ニュージーランド政府が規定する職業は、Aから始まるものだけで、46あります。その中に、「会社員」に相当するものはありません。

「会社員」は、雇われているという、雇用状態を表すだけで、職業ではないのです。もし経理の仕事をしていたら、Accountantですし、秘書なら、Securetaryです。

 さて、海外ビジネスを考えるとき、発想転換しなければならないのが、雇われるのではなく、個人事業主、または、雇う側にまわるということです。だからといって、大げさに考えることはありません。

 飲食チェーンで働いている人が、自分の経験とノウハウを活かして、飲食コンサルタントの仕事を始める。小売店のバイヤーをしている人が、ネットショップを開業する。自分の仕事を棚卸しして、その延長線上を眺めてみると、意外にできることは、少なくありません。次回は、起業のポイントや、落とし穴について取り上げます。

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