1/07/2015

№33 海外スモールビジネスの業種(2)

   海外スモールビジネスに適した業種の続きです。スモールビジネスで、以外に知られていないのが、輸出入業です。一部の書類を除けば、ウェブと電話で、手続きが完結でき、お客が訪問してくることもないので、事務所も必要ありません。

   では、何を輸出するのか。それは、農産品および加工食品です。なぜなら、生産者のほとんどが零細規模で、自力で売る力がないからです。さらに、一般品に比べ複雑な輸出入手続きが、待ち構えています。さらに、円安になったものの物価水準の高い日本産品が売れるのでしょうか。

   先進国でありながら、大農業国であるフランスにヒントがあります。例えば、シャンパーニュは、原産地、製法、原料が揃っていなければなりません。エシレバターも同様です。EUには Appellation d'Origine Protégée(原産地名称保護)という制度があり、生産量が管理されているので、高くても売れるのです。

   海外の高級レストランには、国内でも手に入りにくい日本酒が提供され始めています。山口県の旭酒造は、「獺祭」で有名ですが、その最高級品は、1本10万円をはるかに超える値段で売られています。海外での高級日本食材の需要は高まっています。きちんとした生産者、物流業者と組めれば、輸出入業は、スタート可能です。(画像は旭酒造のウェブサイト)

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