1/19/2015

№36 円建て資産はハイリスク資産

ぬ   スイスフランがユーロに対して先週3割近く高騰して、FX業者がつぶれたり、大損した投資家がいるようです。為替の世界は、商品相場と同様に素人には難しいと、永らく言われてきました。

   しかし、FXが普及して、手持ち資金の100倍以上に信用で購入できるようになったので、経済や為替の知識がない人まで、市場に参加するようになったのです。8割の人が損して、プロと胴元のFX業者が儲けるバクチのようなものです。 9割以上の人が損をする宝くじよりはマシですが、夢をみたいのは、分かります。

   円安が進み、1ドル120円前後になり、実に数ヵ月で円の価値が、3分の2に目減りした計算です。円安になったおかげで、割安な日本の株式市場に、外貨が流れ込んでいます。それが、日経平均18,000円前後の活況を生んでいます。

   しかし、今後の東京の株式市場では、いかに売り抜けるかが、課題です。2020年の東京オリンピック後の経済低迷が見えているからです。半数の外国人投資家が日本人の1,600兆円の金融資産を狙って、チキンレースをしかけてきます。国内の円建て資産は、ハイリスク資産となりかねないのです。(画像はロイターニュース)

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