11/17/2014

№14 ビジネスパートナーの文化を理解する

   海外進出が上手くいっている個人、企業に共通するのは、相手国、ビジネスパートナーのバックグラウンドを理解しようと努力していることです。

   日本国内では、かつては単一民族、単一文化という認識が一般的でした。確かに、共通語の日本語の普及が行き届き、教育内容も共通化され、その状況は安定していました。日本に定住する外国人にも、日本化が求められました。

   そのため、日本人が海外文化と接するとき、異文化と距離をおき、異なるものとして、解釈せずに、片付けてきたように感じます。ごく少数の留学経験者、海外勤務経験者しかいなかった1980年代までは、です。

   しかし、2014年6月現在で、日本国内で在留資格を持つ外国人は、208万人。60人に1人は、外国人です。彼らは、様々な宗教、文化、教育のバックグラウンドを持っています。キリスト教でもカトリック、プロテスタントという違いだけでなく、多数の宗派があります。

   宗教、政治の話は、社交上は、タブーと言われます。親しくなるまでは、食文化の違いは、相互理解の潤滑油になります。幸い日本人は、食文化に関しては、多様性を受け入れる懐の深さがあります。料理一皿、お菓子一切れでもいいのです。簡単なところから興味がわけば良いのではないでしょうか?

   (写真は、フィリピンの魚料理と、日本の焼きそば)

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