11/24/2014

№17 日本式ビジネスの競争力

  日本式ビジネスというと、過剰品質でガラパゴス化した日本製品のイメージが浮かびます。国内に競合企業が多いために、他社と差別化するために常に改変が求められたからです。

   しかし、小売業、サービス業の世界では、この過剰とも思える品質が、付加価値として、海外で競争力を持つ場合があります。例えば、コンビニエンスストアという業態があります。

   元々コンビニは、米国で生まれたビジネスです。1970年台にイトーヨーカ堂が、セブンイレブンの日本国内での営業権を米国サウスランド社から買い取り、国内で17,000店を展開させています。

  コンビニ本家の米国本社が、経営危機となり、日本のセブンイレブンが、逆に買収。日本の単品管理を導入し、店員の意見を仕入れに反映させるなど、日本式により復活。米国でも1兆円を超えるビジネスとなっています。日本式の付加価値は、スモールビジネスでも活かせるはずです。(画像は、NHKスペシャル11月8日放送分)

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