12/15/2014

№27 希望が弱まる日本と次世代に残すもの

   今回の衆議院選挙では、過去最低の投票率でした。実に有権者の半数近くが、権利を放棄したのです。特に20代の推定投票率に至っては、 3割前後です。もちろん世代の近い立候補者ジェネレーションギャップや単なる無知、という理由で放棄したかも知れません。

   しかし、最大の理由は、日本の将来について諦めていることです。これから、年金問題など大変な時代になる、と脅されてばかりなので、不感症になっています。一方、諦めていない層は、日本脱出を計っています。特に、女性はコミュニケーション能力、語学力が高いので、国内の外資系企業勤務を経ずに、直接海外で働くケースも多いです。
(写真は、朝日新聞朝刊)
   給与は、現地通貨建てなので、給与水準の高い、欧米各国や、シンガポールを除けば、円建てでの収入は、減少します。しかし、10年後はどうでしょうか。低賃金の職場ばかりで、円安の日本にしがみついている人たちを大きく引き離して、豊かなライフスタイルを送る女性は多いでしょう。

   男性は、女性に比べて収入面で優遇されている日本では、比較的保守層が多いですが、まさにゆでガエル状態です。経済状態が悪くなっても行動せず、その時になったら考えるというスタンスです。その時になってからは、遅いのです。

   そして次世代のことです。このブログの読者層の皆さまが死ぬまでは、過去の蓄積で日本はそこそこ安泰です。しかし、皆さまのお子様、甥姪はいかがでしょうか。子どもや、甥姪がいないから自分たちだけ楽しく暮らせれば良いという人々は、頑張って資産を使い尽くすまで消費してもらいましょう。しかし、そうでない心ある人々は、自分の資産を維持、増加させるため責任を持って行動すべきです。

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